2019年9月28日更新
こんにちは、けるとも(@kerutomo)です。
突然ですが、みなさんは「名もなき家事」ってご存じですか?先日、なんとなくテレビを付けると、「名もなき家事」を題材にした内容が取り上げられていました。なんだこれ?こんな事も家事なんだ、と。
とても考えさせられる内容で、衝撃を受けたんですね。恥ずかしながら、私はそれまで、「名もなき家事」…?聞いたことも無ければ、どちらかというと家事に対し、あまり興味はなく、どこかで、家事なんて当たり前でしょ?とさえ思う人間でした。(はい、最低ですね。。)
そんな私も今年に入り、ようやく家事の大変さ、大切さが分かるようになり、皿洗いや、食事の支度、風呂掃除など、ほんの一部ですが自分でやるようになりました。
今回は、私も含め、普段、家事をしていない方は、「名もなき家事」の存在、家事に対しての意識を少し変えてみませんか?
そして今日から実践していただきたいです!
目次
名もなき家事:夫と妻の意識の違い

少し前まで、男は「外仕事」、女は「家事・育児」と、何の根拠もなく分かれていたように思いますが、今では当たり前となった共働き。しかし、古い習慣の名残か、夫と妻の家事に対する意識の差に大きな開きが・・・
2017年に、大和ハウスが実施した、共働き夫婦の「家事」に対する意識調査によると、
共働きの夫婦に家庭での家事負担の割合を聞いたところ、妻の認識では、「夫1割:妻9割」(37.3%)がトップ。次が「夫2割:妻8割」(22.3%)で、「妻10割」(17.7%)と「夫3割 : 妻7割」(11.3%)を加えると、妻の88.6%が「自分の家事負担が7割以上」と回答。夫を含めた全体でも、80.9%が「妻の家事負担が7割以上」と回答しており、共働きにもかかわらず、圧倒的に妻の家事負担が多いことがわかりました。
夫の回答でも妻の家事負担の方が多いという結果でしたが、夫の1位は「夫3割:妻7割」(27.0%)で、妻が思っているよりも「自分はやってる」と思う夫が多く、夫婦間で大きな意識の差がありました。
また、年代別にみると、夫の年代が上がるにつれて妻の負担率が高くなっており、特に40代男性では「夫1割 妻9割」(32.0%)が最も多く、妻に家事のほとんどを依存している傾向がみられました。大和ハウス工業より引用
家事に対する妻の認識「夫1割・妻9割」に対して、夫の認識「夫3割・妻7割」
どうですか??実際に私の認識はというと、3割とまでは言わないですが、少なく見積もって、2割くらいは出来てるかな?と思ってました。と、言う事で思い切って妻に聞いてみました。
はい…
ということで、私の家庭にもこれだけ意識の差が生まれてました。とんだ勘違い野郎でしたね。訂正してお詫びいたします。
そもそも「名もなき家事」って何?
名もなき家事と聞いても、ピンとこない方も多いのではないでしょうか?家事という言葉で思いつくのが、洗濯・掃除・食事の用意などですね。これがいわゆる、「名がある家事」といいます。
大和ハウスが名もなき家事30項目をリスト化したのがこちら。
- 溜まったごみを捨てる
- アイロン掛けをする
- 食事の献立を考える
- ベッドや布団を整える
- 飲みっぱなしのグラスを片付ける
- 調味料を補充・交換する
- 新聞・雑誌などをまとめて捨てる
- 食事の前に食卓を拭く
- ポストに入っていた不要なチラシを捨てる
- 玄関の靴をそろえる
- 子どもの学校の準備/子供の勉強を見る
- 脱ぎっぱなしの服をクローゼットやタンスにしまう
- 子どもの送り迎えをする
- 手洗い場のタオルを取り換える
- 子どもの食事を手伝う
- 子どもと会話する
- 使い切ったティッシュを取り換える
- 朝、カーテンを開け、夜、カーテンを閉める
- クリーニングに出す、取りに行く
- トイレットペーパーがなくなったときに買いに行く
- 食べ残しの食品を冷蔵庫にしまう
- 使った道具を、元の位置にきちんと片付ける
- 郵便物をチェックする
- ペット・植物の世話をする
- 町内会やマンションの会合に出席する
- ごみを分類する
- 靴を磨く
- 古くなった照明の交換
- 朝刊・夕刊を取りに行く
- 家電製品の選定・購入・設置する
大和ハウスより引用
ざっと30項目ありますが、ここに書かれている事以外にも、名もなき家事というものは、山のようにあります。ちなみに、1~26項目までは、妻が夫より、実施する回数が多い項目だそうです。
と、いうことは、夫は、ほぼ27~30項目しかやっていないと言う事ですね。妻が9割家事を負担しているというのも納得ですね。
私も含め、そもそも、「名もなき家事」を「家事」として認識していない、「家事」だと思っていない人が多いみたいですね。
▼今日から意識してほしい事①
「名もなき家事」=「家事」である事
27~30項目以外でも、率先してできることは必ずあると思います。例えば、3の食事の献立を考える。
今日何が食べたい?と聞かれた場合、私の場合は気を使って、「何でもいいよ」と答えますが、これが一番困るみたいです。これも、夫と妻の意識の差ですね。
気を使って、良かれと思って口にした言葉でも、妻にとっては負担となってしまう・・・ん?まてよ?こういう事って意外と多いかも・・・みなさんも考えてみてください。
まずは現状を把握する事から始め、家事について見直してみることが大事ですよ!私も偉そうなことは言えませんが、日々見直すように心がけてます。
「家事」に休まる日はない

名もなき家事を含めた家事は、妻が9割負担している事は、大和ハウスの調査でも分かっています。そもそも家事は、誰の仕事でもないのです。妻が率先してやってくれているのです。
休みの日でみてみると、妻は朝から、掃除に洗濯、食事の用意 + 名もなき家事に追われています。
一方、夫は、「家事」や「名もなき家事」をやるのは妻と、一方的に決めつけ、朝からだらだら、起きたかと思えば、パジャマは脱ぎっぱなし、〇〇どこにある?あれ?ここに置いといた〇〇知らない?
知らんがな!
時には怒りになり、ストレスとなります。当たり前です。家事に休みはないのです。常にフル稼働。まずは、この事を分かってください。
▼今日から意識してほしい事②
家事=誰の仕事でもない
「名もなき家事」TOP10ランキング
大和ハウスの調査で明らかになった、ランキングをご紹介します。投稿の多かったものをランキングしてるみたいです。納得、共感するものから、意外なものまで様々です。
第1位 裏返しに脱いだ衣類・丸まったままの靴下をひっくり返す作業
けるとも今はしてませんが、しょっちゅう怒られてました第2位 玄関で脱ぎっぱなしの靴の片づけ・下駄箱へ入れる/靴を揃える
けるともこうならないように、仕事用で1足、休日用で1足しか持ってないので、 散らかる事はないけど、靴は脱ぎっぱなしになってるな・・・第3位 トイレットペーパーの補充・交換
けるともつい先日やりましたよ!意外と大変でした・・・第4位 服の脱ぎっぱなしを片づける・クローゼットにかける/脱ぎ捨てた服を回収して洗濯カゴへ入れる
けるともクローゼットにかけるのがめんどうで出来てません・・・ 気を付けよう第5位 食事の献立を考えること
けるとも何でもいいよは言わないように心がけてます!第6位 飲み終わったコップやペットボトル・空き缶を片づける/洗う
けるとも極力やるようになりました。少し前まではそこら中に放置してたような・・・第7位 子どもが散らかしたオモチャなどの片づけ
けるとも子供がいないのでよく分かりませんが、大変みたいですね第8位 シャンプー・洗剤・ハンドソープなどの補充・詰め替え
けるともなかなか出来てませんが、気付く努力はするようにしてるつもりです第9位 資源ゴミの分別・仕分け
けるともこれは完全にまかせっきりになってました。見直します第10位 お風呂や洗面台の排水溝に溜まった髪の毛を取り除く/ お風呂の排水溝の掃除・網変え
けるとも台所の排水溝ネットは取り換えるようになりましたが、あとは全滅ですね大和ハウスより引用
みなさんはどうでしたか?私はほとんど出来てませんでした!知らない間に、これだけの家事をやってくれていたんですね。
こんなにたくさんのことを抱えていたら、精神的に不安になる気持ちや、イライラすることがあっても当然なのです。
話し合いが大事です

とはいっても、仕事も違えば家庭の事情も違うので、やはり、人それぞれ思うところもあり、意見、主張もあると思います。
妻から夫に対して思う事
①家事=手伝うものという根本意識がある。
②洗い物や掃除をやってもらっても、洗い残し、ゴミが残っているので仕事が増える = 当事者意識がない
夫が妻に対して思う事
①せっかく家事をやっても褒めてくれないし、ダメだしばかりされるからやる気も無くなる。
②カリカリ・イライラしてることが多く、黙ってそっとしておこうと思う
挙げればきりがないですが、それぞれ思うこともあります。人間なので当たり前なのです。まずは、名もなき家事について、夫婦で話し合うところから始めてみませんか?一方的に決めつけるのではなく、会話をすることで、お互いに思ってることも分かりますし、意識も上がり、心の不安も少し解消されるのではないでしょうか。
それが、思いやりに変わり、信頼、尊敬も生まれるのではと思います。そして、何より、暮らしも豊かになるとおもうんです。
▼今日から意識してほしい事③
決めつけはNG!まずは少しずつ実際に行動してみる!
6.名もなき家事まとめ
①「名もなき家事」も立派な「家事」である
大前提として、家事に終わりはない、無限にあるという事を考えましょう。
②家事=誰の仕事でもない
手伝ってあげてる・せっかくやってあげたのに・・・はダメですよ?褒めてもらおうと思わない。常に、個人商店主のような気持ちを持ち、当事者としての自覚を持ちましょう!
この家に住んでいる住人として当たり前なのです。決めつけない!まずは行動してみて理解するお互いに決めつけないことが大事。
夫が家事をやっている時は、褒めるのも一つの手です。あなたから見れば当たり前の事のように思うかもしれませんが、そこはぐっと、こらえ、心を落ち着かせて、嘘でもいいからありがとうと言ってみてください。
まずは、行動に移した事を評価してみませんか?仕事が増えてもいいじゃないですか?人間なので失敗もありますが、徐々にコツをつかんでくるものです。長い目で見てあげてくださいね。
お時間です、さようなら。