※2019年8月24日現在の情報です
こんにちは、けるとも(@kerutomo)です。
みなさんは「酵素」という言葉は聞いた事ありますか?ダイエットなどにも効果的で、最近雑誌でもよく取り上げられているので知っている人も多いのではないでしょうか?でも、聞いたことはあるけど、何となく、身体に良いんでしょ?くらいだと思います。私もそうでした!笑
今回はこの「酵素」について深堀りしていこうと思います。
・薬を飲んでもなかなか便秘が治らない方
・疲れが取れなくなった方
・むくみがなかなか取れなくなった方
・身体の不調が続いてる方
・寝起きがだるい方、昼間疲れを感じる方
これらの症状は全て「酵素」が関係している可能性が高いんです!
この記事を書いている私は、
・10年以上医療関係の仕事に従事
・毎月1000人以上の方に健康や飲み薬の提案をしている
・登録販売者という資格を取得
・セルフメディケーションについて日々勉強している
それではいってみましょう!
目次
酵素ってなに?
酵素は生物が物質を消化する段階から吸収・分布・代謝・排泄に至るまでのあらゆる過程(ADME)に関与しており、生体が物質を変化させて利用するのに欠かせない。したがって、酵素は生化学研究における一大分野であり、早い段階から研究対象になっている。
多くの酵素は生体内で作り出されるタンパク質を基にして構成されている。したがって、生体内での生成や分布の特性、熱や pH によって変性して活性を失う(失活)といった特性などは、他のタンパク質と同様である。
生体を機関に例えると、核酸塩基配列が表すゲノムが設計図に相当するのに対して、生体内における酵素は組立て工具に相当する。酵素の特徴である作用する物質(基質)をえり好みする性質(基質特異性)と目的の反応だけを進行させる性質(反応選択性)などによって、生命維持に必要なさまざまな化学変化を起こさせるのである。
古来から人類は発酵という形で酵素を利用してきた。今日では、酵素の利用は食品製造だけにとどまらず、化学工業製品の製造や日用品の機能向上、医療など広い分野に応用されている。医療では消化酵素を消化酵素剤として利用したり、疾患により増減する酵素量を検査することで診断に利用されている。またほとんどの医薬品は酵素作用を調節することで機能しているなど、酵素は医療に深くかかわっている。ウィキペディアより引用
はい…難しいですね。簡単に一言でいうと「私たち人間にとって必要不可欠な物」、つまり、酵素が無いと生きていくことが出来ないのです。
車に例えると、酵素=バッテリーの役割を担います、バッテリーがないと車も動かないですよね?それと同じで、人間も酵素がないと息をすることも出来ないんです!もう少し詳しくみていきます。
酵素は大きく3種類

①消化(しょうか)酵素…人の身体で作られる
②代謝(たいしゃ)酵素…人の身体で作られる
③食物(しょくもつ)酵素…食べ物から取り入れる
この3つにわけることが出来ます。それぞれ詳しく見ていきます。
①消化酵素(人の体で作られる)
★食べ物を消化するために必要な酵素
たくさん食べたり、消化しにくい物(肉・天ぷらなど)を食べると、たくさん必要になります。例えば、お肉の場合、約4時間かけて胃で消化されるため、かなりの量の消化酵素を消費します。
②代謝酵素(人の体で作られる)
★消化以外の生命活動に必要な酵素
私たち人間は、生きていく上で、様々な生命活動を行っています。身体の中には下記のサイクルがあり、それぞれを働かせるスイッチのようなものが「代謝酵素」です。
例えば、摂るの「消化スイッチ」が押せないと、便秘の原因になる事もあるのです。これらのスイッチが上手く押せないことで、様々な身体の不調が起こりやすくなります。
摂る:消化・吸収・呼吸
⇩
作る:エネルギー・ホルモン・骨・筋肉・血液
⇩
巡る:五感・自律神経・血流・思考・運動
⇩
壊す:免疫・酒・薬物代謝・老廃物代謝
⇩
出す:腸内環境・便・尿・汗
③食物酵素(食べ物から取り入れる)
★生野菜、果物、発酵食品に豊富。主に消化を助ける酵素
中には①の消化酵素も含んだものもあります。焼き魚についている大根おろし、中華の酢豚に添えられているパイナップルも実は消化酵素なんです。
味をおいしくすることはもちろんですが、消化を助けるために昔の人が経験から生み出した生活の知恵でもあるんです。それらを利用したものが、胃腸薬の消化成分にも含まれているんです。
①②は人の体で作られますが、実は、人間が作れる酵素の量は決まっています。なので、③で補う必要があるんです。
酵素の理想のバランス
図の通り、50:50が理想のバランスです。人の体は消化酵素が優先的に使われる傾向にあり、代謝酵素は常に不足しがちになります。
そのうえ、年齢とともに酵素自体の量も少なくなり、代謝酵素は減少するばかりです。現代人の代謝酵素は全体的に不足しがちです。
ではどうすればいいのか、対策方法をみていきます。
代謝酵素を増やすには?
酵素は消化に優先して使われるため、代謝酵素を増やすにはどうすればいいのか…?
答えはカンタンで、先程お伝えしたように、食べ物から摂れる食物酵素がある為、食べ物から補ってあげれば、代謝酵素の量は守れることになります。ではどのような食べ物を摂ればいいのかみていきます。
酵素たっぷりの食べ物は?

野菜:レタス・にんじん・キャベツ・大根・ニンニク・生姜…
果物:パイナップル・リンゴ・キウイ・バナナ・パパイヤ…
発酵食品:ヨーグルト・漬物・納豆・甘酒…
野菜だけでいうと、毎日350g摂る必要がありますが、これだけの量摂るのは難しいですよね?しかも、果たしてこれらを摂れば、食物酵素は十分でしょうか?実は、食物酵素には弱点もあるんです。
食物酵素の弱点
①熱に弱い
コンビニ食品や冷凍食品、レトルト食品など便利になりましたが、これらは加熱処理したものですので、酵素は失活(活性を失い十分な力を発揮できない)します。
②酸に弱い
せっかく酵素を含む食品を摂っても、胃酸で分解されると効果がなくなります。
ということで熱・酸に弱いので、食べ物だけで補うのは難しいのです。
それに、活きた酵素を摂る事が重要です!
活きた酵素を摂る事が大事です
商品には大きく、①液体ペーストタイプ、②錠剤タイプ、③顆粒タイプの3種類分けられます。①②の場合、酵素を加えた後に熱処理をする場合が多く、出来上がった時には失活(活性を失い十分な力を発揮できない)した状態になります。
③の場合は、熱処理後に酵素を加える場合が多い為、活きたまま(活性状態)摂る事が可能です。
※商品により製造方法は異なりますので、パッケージ等よく確認して購入してください
夏こそ酵素が必要です
夏場は様々な要因で、細胞が酵素を必要とします!
■必要な理由…
①体温調節(発汗・呼吸・放熱)に酵素が必要
②強い紫外線による肌のダメージを修復するのに酵素が必要
③自律神経の乱れ胃腸障害の乱れ(ストレス、睡眠不足、胃腸機能の低下)これを整えるのに大量の酵素が必要!
※夏バテ予防にも大量の酵素が必要です。
まとめ
・酵素は、私たちが行っている全ての生命活動で必要
・熱や酸に弱いので、食べ物だけでは足りない
・夏場にこそ不足しやすい
・体の中までちゃんと届く、活きた酵素(活性型酵素)を摂る事が大事
このように、私たち人間にとって酵素は必要不可欠な物なんです。ちなみに、今飲んでいる薬やサプリメントなど、飲んでも効果が実感しにくい方は、酵素が低下している事が原因の可能性もあります。酵素を一緒に飲むことで、今飲んでいる薬の効果がアップしますよ。
いかがでしたか?少しは「酵素」について理解できたのではないでしょうか?体の不調を感じた際は、「酵素」も思い出して実践してみて下さい!
お時間です、さようなら。